2018-01-26

EQを高めるケンハモを活用した情動教育の可能性

ケンハモを活用して音楽をもっと身近に楽しむ
~音楽で心豊かに人生を彩る実践アイデア~
ケンハモ活用ノートP05
EQを高める情動教育とケンハモの可能性

ケンハモ(鍵盤ハーモニカ)を活用してEQを高める情動教育の可能性について考察してみたいと思います。

《参考書籍》
EQ 心の知能指数
筆者:ダニエル·ゴールマン博士

この書籍によると。

知性には2種類あります。

考える知性(IQ)
感じる知性(EQ)

人間が社会で活躍し幸せに生きて行くうえで、IQが役立つ場面はたかだか二割。あとはEQで決まる。と博士は断言しています。

EQが低い人は人間関係でのトラブルを多く引き起こす傾向があることに対して、EQが高い人は
大切な人間関係をうまく育てることができるとのことです。

「情動の知性」であるEQは以下の5つの能力で説明されています。

①・自分の本当の気持ちを自覚し、尊重して、心から納得できる決断を下す能力(自己認識)
「自己認識の定義」byジョン・メイヤー博士 
自己認識とは、自己の気分を認識し、また、その気分に対する自己の思考を認識すること

②・衝動をコントロールし、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御する能力(自己統制)

③・目標の追求に挫折したときでも楽観を捨てず、自分自身を励ます能力(動機付け)

④・他人の心の奥にある感情を感じとる共感能力(共感)

⑤・集団の中で調和を保ち、協力しあう社会的能力(社会的知性)


情動の①自己認識(自分自身の気持ちかわかっていること。)や②自己統制のような自分自身なや対する理解から始まって、自信がつくことで③動機付けから他人に対する理解すなわち④「共感」へと発展していき、最終的に実社会での集団での調和⑤社会的知性につながるとこのとです。

④の「共感」と音楽の関係について
博士によると、
感情は、言葉より言葉以外のしぐさで表現されるほうがはるかに多い。他人の気持ちを感じとるカギは、声の調子、身ぶり、表情など言語以外の伝達手段を読みとる能力だ。とのことです。

つまり、言語以外の伝達手段を読み取る能力を向上させる学習に音楽はとても効果的であり、
音楽学習に最適な楽器であるケンハモは、EQ向上にとても役にたつ楽器であることがわかります。

学校での集団行動はもちろん、実社会では、ひとりですべてをこなすことはできません。必ず、他人と関わっていくことが必要です。
社会で上手に人間関係を処理するための知性=社会的知性を構成する要素が以下になります。

⑤社会的知性を構成する4つの要素

組織力:組織をつくりあげて調整するリーダにかかせない能力

交渉力:組織内の問題を未然に防いだり、解決したりする能力

連帯力:人と心を通わす能力。他人の関心をつかみ同調する力

分析力:他人の感情や関心、動機を洞察する能力


国立臨床幼児教育センターが発表した報告書は、学校の成績が伸びるかどうかは知識の蓄積や早熟な読解能力よりもむしろ情緒的·社会的能力による、と指摘しています。

幼児教育センターのでは、これら大切な能力を7つの要素に分けて列挙しています。

1自信:
2好奇心:
3計画性:
4自制心:
5仲間意識:
6意思疎通能力:
7協調性:

つまり、
自信や興味があること。自分にどのような行動が期待されているかを知り、衝動をコントロールできること。待てること、奉仕できること、先生に助けを求められること。自分の要求を表明しつつ他人と仲良くできること-こうした能力のほうが重要だ、と指摘していることになります。


学校と家庭と地域社会が連携することが大切!

情動教育に関しては、
学校教室だけでなく、家庭と地域社会とがしっかり手をつなぎあって協力体制をとることが大切です。
そうすることによって、子供が情動教育で習った内容は学校だけにとどまらず、毎日の暮らしの中で試され、実践され、磨かれていきます

情動教育は子供の人生を豊かに充実させる力になります。自分の役割をしっかり果たすのに必要基礎を作るきっかけになります。

情動や社会生活の技術は、問題児だけでなくすべての子供の役に立ちます。人生の予防接種のようなものです。byティム·シュライバー

けんはもプロジェクトは、地域社会の一員として
鍵盤ハーモニカという楽器を活用して情動教育の新たな可能性を追求していきたいと思います。

↓↓Translate for your language↓↓